上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ボラ。
過去、日本では庶民の食材として親しまれた「らしい」。
世界中でも食されている食材である「らしい」。
しかし、河川や湾奥におるボラを釣ったことのある人は、とてもやないけど食いたいと思う魚ではないわな。
ヌボーっとした見た目。
触ったらなかなか取れへん臭い。

これは高度成長期の水質汚染が原因らしいけど、泥の中の有機物を食うボラは水質のバロメーターでもあるわけや。
そして21世紀のニッポン人にとって、ボラとは臭くて食えない魚。つまり「猫またぎ」が常識となってしもうた。

大間のボラ。
関ボラ。
ラ・ボラーラ。


ブランドの冠をつけても、高級感のある呼び名で呼んでもボラはボラ。
「猫またぎ」という認識に変りなし。
でも釣られても食われもせず、打ち捨てられてるボラの死骸を見るにつけ、「可哀想に」と思ってリリースに努めてたわけやけど、前回オッサンから言われたこともあって、食することに決めて“あえて”ボラを釣って帰ってきた。
仕掛けは“ボラ掛け”に5号の錘をつけてキャストし、後はひっかけるだけという原始的な方法やけど、ボラが湧いてるときはアホほど釣れる。
ま、今回は一匹だけでよかったから、無益な殺生はせえへんかったけど。

borasime.jpg


っで、これが血抜きして〆たボラ。
釣ってすぐにエラに包丁を立ててバケツの中の海水に逆さまに突っ込んどく。
その後、ウロコと内臓を取って、皮のヌメリをこれまた海水でキッチリ落とす。
写真のボラの上に映ってる肉の塊は、胃袋の一部で鳥でいうたら砂ズリみたいな役目をするところ。
ソロバンとかヘソとかいうんやけど、珍味らしいからコイツもよく洗う

釣り場でする処理はここまで。
っで、持ってかえって三枚におろして皮を引いてサクにする。
それを氷水で15分〆ると下ごしらえは終了。
皮はギリギリに引くよりも厚めに引いた方がエエみたい。

ここから料理に取り掛かるわけやけど、最初の一品はボラのフライ。
サクに切った身を半分に切ってコロモを付けて揚げただけ。

borafurai.jpg


二品目はソロバンと腹の塩焼き。
ソロバンは半分に切って焼いた。

borasoroban.jpg


三品目は、、ボラのアライ。
ボラの生でっせ。。。
サクに切った身を削ぎ切りにして氷水で15分〆た。
キッチンペーパーで水分を取って、食べるまで冷蔵保存するんやけど、俺は水っぽくなるのが嫌やから氷水に塩を混ぜた。
このへんはお好みで。

boraarai.jpg



っで、問題のお味の方は。。。

正直、美味しいと思う。
フライはかなり美味い。
市販してる白身のフライなんかより、ぜんぜん美味い。
「生はちょっと、、、」という人もフライやったら美味しくいただけるはず。
ソロバンは砂ズリみたいな食感で、これまたいける。
アライは、おそらく鯛より美味い。
見た目は鯛と同じ。食感は鯛よりちょっと柔らかいと思うけど、味は上なんとちゃうかな(もともと俺が淡白すぎる鯛は好きじゃないからかも)。
旅館で鯛の刺身としてボラの刺身を出すところがあるって聞いてたけど、あながち嘘やないやろ。
つーか客も「この鯛おいしい!」とか言うてそう。

ほんまそのレベルの味ですわ。
問題の臭みやけども、腹の部分がちょっと泥臭いと思ったぐらいで、あとは全く無い。
ほんまに無い。
腹の泥臭さも、他の魚と比べてどう?と言われると、あんまり変らんかも。
ほんで捌いてる時にちょっとビックリしたんやけども、腹の中がめちゃ綺麗んよ。
普通、水質の悪いところにおる魚は腹の膜が黒かったりするんやけど全く黒くない。
南港のボラでっせ?
しかも大和川の河口でっせ?
グーグルマップで見ても水の色が変色しとるんが分かるぐらいでっせ?
せやのに腹の中は綺麗。。これは謎。


でも、問題が浮上。
ボラは食える。
食えるどころか美味い。
それは分かった。俺の認識も変った。
せやけど箸が進まんのよ。。。
だってボラやもん。。
認識から意識レベルの変革まで、少し時間がかかる。
それはよう理解しとるつもりやけど、これは理屈やないんよ。
たぶん料理だけ出されたら機嫌よく食べるんやろうけど、俺が捌いた魚だけに元が何なのか知ってるわけ。
おそらくホンマに美味いといわれる冬の“寒ボラ”を食べるまで、俺様の意識変革の戦いは続くやろう。

常識を乗り越えて意識は変り、人間そのものを変ることが可能であることを俺様が証明してみせる。
そう、生活(食w)をかけて!



ほな。

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://a9leather.blog66.fc2.com/tb.php/282-b9fc7745
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。