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先日、携帯にツレから電話があった。
嫁と二人でツアーで九州旅行らしい。
まー、こっちは鼻から旅行なんてできる身分と思ってないから、土産話だけでも聞かせてもらったわけや。
そしたら「なんで15歳で死ななアカンのや」と泣く声が。
どうやら知覧に見学に来ているらしい。
http://www.city.minamikyushu.lg.jp/cgi-bin/hpViewContent.cgi?pID=20070920195935&pLang=ja
遺書の数々を読んで、泣けてきたそうやが、戦後生まれの俺らには想像できんことやろう。
しかしなんで死ななアカンかったかを知ろうとすることは、戦後生まれの人間の責任やで。

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『十二月八日』
四時間目に、みんなは講堂に集まった。そうして、その後のようすをラジオで聞いた。
「ハワイ空襲。」とか、「英砲艦撃沈。」とか、「米砲艦捕獲。」とか、矢つぎ早の勝報である。みんな、胸にこみあげてくるうれしさを押さえながら、熱心に聞き入った。
お昼過ぎには、おそれ多くも今日おくだしになった宣戦の大詔が、ラジオを通して奉読された。君が代の奏楽ののち、うやうやしく奉読されるのを、私たちは、かしこまって聞いた。
―中略―
「天祐ヲ保有シ万世一系ノ皇祚ヲ践メル大日本帝国天皇」
と仰せられる国柄の尊さ。この天皇の御ためなればこそ、われわれ国民は、命をささげ奉るのである。そう思ったとたん、私は、もう何もいらないと思った。
そうして、心の底にあった不安は、まるで雲のように消え去ってしまった。
「皇祖皇宗ノ神霊上ニ在リ。」
と仰せられている。私は神武天皇の昔、高倉下が神剣を奉り、金のとびが御弓の先に止まったことを思った。天照大神が、瓊瓊杵尊にくだしたまうた神勅を思った。神様が、この国土をお生みになったことを考えた。
そうだ。私たち国民は、天皇陛下の大命を奉じて、今こそ新しい国生みのみわざに、はせ参じているのである。勇ましい皇軍はもとより、国民全体が、一つの火の丸となって進む時である。私たち少国民も、この栄光ある大きな時代に生きているのである。
私はすっかり明るい心になって、学校から帰った。
うちでも、母は、ラジオの前で戦況に聞き入っていた。
「おかあさん、私は、今日ほんとうに日本の国のえらいことがわかりました。」というと、母も、
「ありがたいおことばを聞いて、まるで天の岩戸があけたような気がしますね。さあ、私たちも、しっかりしましょうよ。」
といって、目に涙をためながら、じっと私を見つめた。
「初等科国語」第五学年の国語より。
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国民学校の五年生の国語の教科書から抜粋したけど、赤字の部分を読んでほしい。
これは死ぬための教育や。
尋常小学校から昭和16年(植民地では先行実施)に改正された国民学校では、一年生から愛国教育を徹底し、学習が本格的になる三年生からは、伝説上の神と天皇を一系のものとして教え込み、子供に身近な「おじさん」「おにいさん」を登場させ、立派な軍人になることを洗脳していく。
まったくもって、準備周到な教科書や。
自国民を幼少のころから死なせるために教育するなんざ、金正日も真っ青の鬼畜の所業やで。
そして五年生ともなれば、天皇のために命を捧げることを教えるわけや。
戦前の教科書は戦争の度に、何度か改訂されてきたが、満州事変のころから酷さが増してきよった。
太平洋戦争へと突入する昭和16年に最後の改定。これが戦後すぐに墨だらけの教科書になるわけや。

そして15、16歳で片道切符の特攻隊員となって、死んでいった少年たちは数年間の間やけど、こんな教育を受けてたわけや。

だけど、まだ特攻は終わってない。
そう、中東の自爆テロは日本の特攻が元祖や。
特攻が彼らに伝播したにすぎん。
聞くところによると、イスラム教の教えには反しているらしいやないか。
この世界中を恐怖におとしいれる、非人間的な戦法に終止符を打つには、元祖である日本がキチンと歴史と向き合って、否定すること無しには終わらんのやないやろか。
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